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Bクラス-食品学1(6回目)/7講義 [食品学B]

【post3実施】
【ビタミン,中間試験練習問題答え合わせ】

5) ビタミン
定義など
 生体内において微量で働く栄養素の中で有機化合物をビタミンという。(無機物のものは無機質またはミネラルという)。
 ビタミンは体温調節や代謝などに深く関与し生体機能の様々な場面において微量で働くが、生体内ではほとんど合成されないので食物より摂取する必要がある。また、三大栄養素のようにエネルギー源とはならない。

ビタミンの分類(  )内は化学名
脂溶性ビタミン(4)種類
 ビタミンA(レチノール
 ビタミンE(トコフェロール)
 ビタミンD D2(エルゴカルシフェロール)、ビタミンD3(コレカルシフェロール)
 ビタミンK K1(フィロキノン)、ビタミンK2(メナキノン)

水溶性ビタミン(9)種類
 ビタミンB1(チアミン)
 ビタミンB2(リボフラビン)
 ビタミンB6(ピリドキシン)
 ビタミンB12(シアノコバラミン)
 葉酸(プテロイルグルタミン酸)
 パントテン酸
 ナイアシン(ニコチン酸)
 ビオチン(ビタミンH)
 ビタミンC(アスコルビン酸)   ビタミンC以外をビタミンB群という

主なビタミンの特徴
脂溶性ビタミン
 水溶性ビタミンに比べると、生理活性が強く体内に蓄積しやすいので過剰摂取に注意が必要である。
 脂溶性ビタミンは内蔵に蓄積される傾向にあり、中でも肝臓に蓄積されやすい。そのため、牛や豚、鶏の肝臓(レバー)には筋肉に比べビタミンが多い。

ビタミンA(レチノール)
 レチノールは動物の内蔵に多い。ただし、植物性食品に含まれるカロテノイド系色素は体内で分解されビタミンAの効力を示す。 → プロビタミンA

ビタミンE(トコフェロール)
 ビタミンEには抗酸化作用があり、抗酸化剤として油脂食品に利用されている。

ビタミンD
 シイタケなどに含まれるエルゴステロールに紫外線があたるとビタミンD2に変化する。
 そのためエルゴステロールはプロビタミンD2と呼ばれる。
 ヒトはコレステロールから何段階かの化学反応を経てビタミンD3を合成できる。

水溶性ビタミン
 多くのものは補酵素として働く。
 アポ酵素と結びつき酵素作用を促す働きがあり、三大栄養素の代謝などに関わっている。

ビタミンC
 ビタミンCは化学名をアスコルビン酸といい、抗酸化作用があり、ビタミンEと同様抗酸化剤として利用されている。ビタミンCは水溶性のため、ペットボトルのお茶などに利用されている。
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